飲食店を経営するなかで、売上は伸びているのに手元に現金が残らないという課題は、多くの経営者が直面する問題です。実は、倒産した企業の約4割は、最終損益が黒字のまま資金が尽きて倒れる「黒字倒産」だと言われています。どれだけ帳簿上の利益が出ていても、手元の現金が回らなくなった瞬間に、企業活動は続けられなくなります。このような黒字倒産のリスク、資金繰りの不安を解消するためには、財務の専門家であるコンサルタントの知見を取り入れ、お金の流れを正確に把握した上で適切な対策を打つことが重要です。
この記事では、キャッシュフローを見える化して現状を把握する方法から、黒字倒産を回避するための日々の現金管理のポイント、そして補助金や融資を見据えた中長期的な資金計画の立て方まで詳しくご紹介します。
今後の多店舗展開や事業の安定化に向けて、自社の資金状況を見直し、適切な対策を講じるための参考にしてください。
自在創研では、飲食店の経営者様が抱える「売上はあるのになぜか現金が残らない」というお悩みに寄り添い、融資・資金調達、資金繰り改善のサポートを行っています。一般的な税理士事務所が担う記帳代行や税務申告といった過去のお金の整理・対応とは異なり、資金調達や資金繰り改善といった未来のお金の戦略(=財務)に特化しています。
これまでに30社を超えるフードビジネスの支援実績があり、現場の状況に合わせた具体的な対策を提案してまいりました。
店舗ビジネスにおいて、利益と手元の現金にズレが生じることは珍しくありません。
自在創研は、実績をもとにした「資金繰り表」を共に作成し、現状と将来のお金の流れを数字として可視化するお手伝いをいたします。
現状と将来のキャッシュフローを正しく把握することで、黒字倒産のリスクを減らし、店舗運営に集中できる環境を整えます。
また、経営者様ご自身が状況を正しく理解し、適切な判断を下せるようになることを大切にしています。
だからこそ、単なる書類作成にとどまらず、気づきを促す対話型のコンサルティングを重視しております。
月1回の訪問による顧問支援を通じて、毎月の予実管理や銀行への報告など、継続的なサポートをご提供いたします。いわば社外CFO(財務顧問)として伴走支援する形です。
資金調達や多店舗展開を見据えた財務基盤の構築をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください(初回相談は無料です)。
詳しい支援内容につきましては、以下のページでご案内しております。
手元の現金を適切に管理するためには、まず自社のお金の流れを正確に把握することが重要です。
飲食店では、食材の仕入れや家賃の支払いなど、日々さまざまな経費が発生します。損益計算書上は利益が出ていても、借入金の元金返済や新たな設備投資などによって、手元の現金が減少しているケースは少なくありません。そもそも、黒字=キャッシュフローがプラス、というわけではありません。利益とは、会計上の儲けを表す「概念」であり、リアルな現預金の動きであるキャッシュフローと一致しません。利益とキャッシュがズレる原因は色々ありますが、代表例を挙げておきましょう。
「利益は意見、現金は事実」という格言があるとおり、帳簿上の黒字と財布の中身は別物となります。この利益と現金のズレを正しく認識することが、店舗の財務管理を行う上での第一歩となります。
お金の出入りを把握するためには、「資金繰り表」の作成が有効です。月々の収入と支出を項目ごとに整理し、手元資金の推移を見える化することで、どのタイミングで現金が不足しやすいかを確認できます。過去の実績をもとに表を作成し、現状の資金状況を客観的な数字として捉えることが大切です。
現状の把握ができたら、数か月・半年先の資金予測を立てます。季節ごとの売上変動や大きな支出の予定を「資金繰り表」に組み込むことで、将来の資金不足を未然に防ぐ対策を講じやすくなります。例えば3か月先に資金の谷が見えていれば、慌てて現金を工面する前に、借換・リスケといった銀行交渉や、資金繰り改善の対策を計画的に打てるようになります。日々の記録を積み重ね、自社の財務における課題を洗い出すことが、安定した店舗運営につながります。
帳簿上の数字だけでなく、日々の現金を厳格に管理することが事業の継続には欠かせません。
売上が好調であっても、手元の現金が尽きてしまえば事業を継続することは困難になります。仕入れ代金の支払いや従業員の給与の支払いが滞ることで、取引先からの信用を失うおそれがあります。資金ショートは、痛みに気付かず進む出血のようなもので、損益計算書だけを見ていると気づきにくいのが怖いところです。利益が出ているにもかかわらず資金ショートに陥る黒字倒産を防ぐためには、手元資金の確保を優先した経営判断が求められます。
現金を残すためには、入金と支払いのタイミングを管理することが重要です。クレジットカードやQR決済などの入金タイミングを把握し、仕入れや人件費などの支払いの期日と照らし合わせる必要があります。入金よりも支払いが先行する期間が長いほど資金繰りは厳しくなるため、支払い条件の見直しなどを通じて現金の流出をコントロールするとよいでしょう。
この「仕入れの支払いから売上の入金までかかる日数」を「CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)」と呼びます。現金商売である飲食店は、本来このCCCを短くしやすい業態ですが、キャッシュレス払いが加速しているため、注意が必要です。キャッシュレス決済の入金サイト(数日~1か月後)や、クレジットカード売上の入金遅れは資金繰りを圧迫します。決済ごとの入金を正確に把握することが現金管理の起点となります。
不測の事態に備えて、一定の予備資金を手元に残しておくこともポイントの一つです。急な設備の故障や売上の落ち込みが発生した際にも、予備資金を確保しておくことで、状況に応じて落ち着いて対応しやすくなります。目安として、毎月の固定費の3~6か月分を手元資金として確保しておくと、突発的な売上減にも耐えやすくなります。
定期的に口座の残高を確認し、日々の現金の動きを細かくチェックする習慣をつけることが、安定した経営基盤の構築につながります。
店舗の改装や多店舗展開を進めるためには、将来を見据えた計画的な資金準備が必要です。
新たな設備を導入する際や店舗を増やす際には、まとまった資金が必要となります。手元の現金だけで賄うことが難しい場合は、外部からの資金調達を検討することになります。いつ、どの程度の資金が必要になるのかを事前に予測し、無理のない返済が可能な範囲で資金計画を立てることが、中長期的な成長を支える土台となります。
借入を検討する際は「借入金が月商の何か月分か」という「借入月商倍率」を一つの目安に借入余力を見極めましょう。また、融資の据置期間(元金の返済を一定期間猶予する仕組み)を活用すれば、出店直後の資金繰りに余裕を持たせられます。
資金調達の手段として、国や自治体が提供する補助金制度を活用することも一つの方法です。店舗の生産性向上などを目的とした制度など、さまざまな種類が存在します。「小規模事業者持続化補助金」「ものづくり補助金」「中小企業省力化投資補助金」が代表的なものとして挙げられます。
ただし、補助金は精算払い(後払い)が一般的なため、採択後の支払いまでを見据えて立て替え資金を用意しておくことが重要です。必要に応じて、メインバンクとも相談の上、つなぎ融資を確保しておくと安心です。申請要件を確認し、自社の計画に合致する制度を選ぶとよいでしょう。
融資を円滑に受けるためには、日頃から金融機関と良好な関係を築いておくことが大切です。定期的に資金繰りの実績を報告し、経営状況を透明にしておくことで、いざというときの相談がスムーズに進みます。「月次試算表」や「資金繰り表」を作成し、定期的に金融機関に提出・報告することは、金融機関からの信頼を高め、結果として、次の資金調達力そのものを底上げします。万一返済が苦しくなった場合も、早めにリスケ(返済条件の見直し)を相談することで、選択肢を残せます。事業の将来性を客観的な数字で説明できる体制を整えることが、安定した資金調達につながります。
自在創研では、飲食店の資金調達、資金繰り改善に向けたサポートを行っております。「資金繰り表」の作成や金融機関への提出資料の準備など、経営者様のご負担を軽減するお手伝いをいたします。社外CFO(財務顧問)として黒字倒産を未然に防ぐ体制づくりを伴走支援します。
手元資金の不安を解消し、今後の店舗展開をスムーズに進めるために、お気軽にお問い合わせください(初回相談は無料です)。
| 会社名 | 合同会社自在創研 |
|---|---|
| 代表者 | 代表社員 小林祐介 |
| 所在地 | 本社:神奈川県藤沢市藤が岡 東京事務所:〒141-0031東京都品川区西五反田1-20-1-B102 |
| 業務内容 | ①資金調達・資金繰りサポート:資金繰り改善サポート、資金調達・融資サポート、個別コンサルティング ②レンタルスペース:都内に3軒展開(五反田・田町) |
| 連絡先 | お問合わせフォームよりご連絡ください |
| URL | https://jizaisoken.com/ |